猫のノミダニ対策

ノミ、マダニ、ヒゼンダニなど猫には寄生虫問題がつきものです。皮膚に寄生する寄生虫について見ていきたいと思います。

皮膚に寄生する寄生虫の主な種類

ノミ 2-3mm ゴマのような大きさの吸血虫。強いかゆみと脱毛。
ヒゼンダニ 0.1-0.3mm 目に見えない大きさ。皮膚に穴をあけて寄生。強いかゆみ。顔周辺のカサブタ、化膿、脱毛。
ミミヒゼンダニ 0.3-0.4mm 耳の中で穴を掘って寄生。強いかゆみ。外耳炎などにもなります。
ツメダニ 0.4-0.5mm かゆみは強くなく、フケが出る。
マダニ 1-4mm 血を吸うと1cm程度になる場合もある。吸血されると痛みとかゆみがある。様々な種類がいます。
ハジラミ 1-2mm 卵は白い粒のような外観。成虫は茶色い粒。皮膚やフケを食べる。かゆみがある。

感染経路について

いずれも基本的には草むらなど通った時に接触するか、他の動物からの接触によって感染します。

完全室内飼いであっても感染の危険性はあります。人間が持ち込む場合もありますし、宅配便など荷物についている場合などもあります。人間が外で動物を触って、家の猫に感染する場合もあります。

最も盲点になるのが動物病院です。目に見える大きさの寄生虫であれば分かるのですが、ヒゼンダニなどはわかりません。診察台や器具など、他の動物から間接的に感染する場合があります。きちんとした病院ですと、毎回診察台を消毒するはずです。うちの猫も完全室内飼いですが、ヒゼンダニに感染したことがありますので、皆さまご注意ください。

猫の寄生虫駆除薬(スポットオンタイプ)一覧

これら寄生虫の駆除には各社からスポットタイプの駆除薬が出ています。いずれも月に1度程度垂らせば寄生虫を駆除してくれるというものです。

スポットオンタイプと言うのは皮膚1か所に塗布することで、体表の脂分を伝って1日程度かけて薬剤が全身に広がるものを言います。寄生虫を駆除できるような薬剤を表層とはいえ全身に纏うわけですから、当然副作用の恐れがあります。これらは一般に動物病院で処方されますが、垂らすだけですので、副作用を把握して分量を間違わなければ個人で使用することもできます。

なお、全身に回った薬剤は皮脂腺に蓄えられ都度放出されます。この皮脂腺に溜まる期間が薬剤の有効期間になります。よって、塗り薬よりはシャンプーの影響が少ないですが、皮脂汚れを落とすようなシャンプーですと薬剤も流れる可能性も高くなります。

製品名 効果対象 備考
ノミ マダニ ヒゼンダニ ミミヒゼンダニ シラミ
アドバンテージプラス ノミ特化
アドボケート 2016/2発売
フィプロフォートプラス フロントラインのジェネリック
フロントラインプラス
マイフリーガードα フロントラインのジェネリック
メロニルプラス フロントラインのジェネリック
レボリューション マダニは一部のみ

ご覧いただくとわかりますが、皮膚への寄生虫に関してはアドボケートが最も対象範囲が広いです。外に出ないのであればマダニが付く心配はほぼありませんので、いろいろ心配だと言うのであれば今はアドボケートが良いでしょう。体内に巣食う寄生虫については表には記載していませんが、アドボケートはフィラリアや回虫、鉤虫など、他の薬剤で効果のある寄生虫はほぼフォローしています。その分値段も高いですが。

ただ、これら薬剤は言わば毒です。使わないに越したことはありません。アドボケートも効果が強いということはそれなりの理由があると考えるべきです。今のところ重篤な副作用報告はあまり無いようですが、猫の死亡事例が1件上がっています。(もちろん、フロントラインやレボリューションも死亡事例はあります)

参考:動物用医薬品等データベース

これら薬剤を使わない虫よけとして、個人的にはひば油とニンニクにとても興味があるのですが、試していないので書くのは控えておきます。

アドボケートやレボリューションを個人で買うには

アドボケートやレボリューションを個人で入手しようとすると、現状は個人輸入するしか手に入りません。

わざわざリンクは貼りませんが、検索すると輸入代行業者が沢山出てきます。しかし個人輸入はアフィリエイトサイトの巣窟です。偏った情報が多いのでご注意ください。送付元もタイや香港になることが多いです。参考までに国民生活センターに分かりやすい記事がありますのでリンク貼ります。

国民生活センター |医薬品等の個人輸入
厚生労働省 |医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

実際のところ多くの業者では無事に商品が手元に届くと思いますが、国内での買い物と異なり、リスクは少なからずあります。くれぐれも自己責任になること、そしてその結果は猫が被ることになることを理解してご利用くださいね。