シーバの評価とレビュー

Sheba® Japan Website
Sheba® Japan Website http://sheba.jp/

うちの猫が小さいころ偏食でどうしようもなかったのですが、シーバだけは喜んで食べていました。プレミアムフード探しをはじめてからすっかり縁遠くなったシーバ。今後お世話にならないとは言い切れないので今のうちに成分や安全性などを調べておきたいと思います。

シーバってどこが作ってるの?

日本で販売しているのはマースジャパンです。ミルキーウェイやスニッカーズ、M&Mを売っています。ペットフードではカルカン、ペディグリーチャムでお馴染みですね。日本ではペットフード流通量一位の大御所です。

販売しているキャットフードは、シーバ、シーザー、カルカン、キャティキャット、アイムス。更にプレミアムフードではニュートロを扱っています。

マースはアメリカの会社で、フランク・C・マースさんと言う人が作った巨大企業です。ペットフード事業は1935年からはじめていますので、ペットフード業界でも相当に由緒ある会社です。

マースジャパン
Mars, Incorporated

シーバのラインナップ

Sheba® Japan Website

種類 ライン 対象
ドライ デュオ
1箱240g
300円強
成猫 香りのまぐろ味セレクション
鶏ささみ味と海のセレクション
旨みがつお味セレクション
魚介とお肉のチーズ味セレクション
贅沢シーフード味セレクション
贅沢お魚味グルメセレクション
香りのまぐろとクリーミーチーズ味
旨みがつおとひらめ味
香りのまぐろと味わい鶏ささみ味
11歳以上 香りのまぐろ味セレクション
15歳以上 香りのまぐろ味セレクション
鶏ささみ味と海のセレクション
子猫 まぐろ味/ささみ味
デュオプラス
1箱200g
300円強
成猫 ヘアボールクリア
オーラルケア
ドゥマルシェ
1箱900g
600円強
成猫 海の幸ディッシュ まぐろ・鯛・サーモン味
彩りディッシュ まぐろ・鶏ささみ・野菜味
味わいディッシュ毛玉の気になる猫用 まぐろ・ひらめ・帆立味
11歳以上 海の幸ディッシュ まぐろ・鯛・サーモン味
ウェット アミューズ
1つ40g
60円強
成猫 お魚フィレのスープ しらすと蟹かま添え
お魚フィレのスープ 蟹のほぐし身と小海老添え
お魚フィレのスープ 小魚とかつおぶし添え
柔らかチキンのスープ しらす添え
11歳以上 お魚フィレのスープ しらすと蟹かま添え
お魚フィレのスープ 小魚とかつおぶし添え
15歳以上 お魚フィレのスープ 細かめしっとり柔らかお魚のほぐし身
お魚フィレのスープ 細かめしらすとかつおぶし添え
18歳以上 お魚フィレのスープ もっと細かめお魚の柔らか仕立て
お魚フィレのスープ もっと細かめ柔らかささみ添え
成猫 とろけるシーフードスープ お魚、しらす、蟹かま添え
とろけるシーフードスープ お魚、蟹のほぐし身、ささみ添え
とろけるミルクチャウダー お魚、しらす、蟹かま添え
とろけるシーフードポタージュ お魚、蟹かま、小海老添え
15歳以上 とろけるシーフードスープ 細かめお魚、ささみ添え
リッチ
1つ35g
70円辺り
成猫 極上フレーク お魚にしらす添え
極上フレーク お魚にささみ添え
極上フレーク お魚に小海老と蟹かま添え
極上フレーク しっとりお魚フィレ
11歳以上 極上フレーク お魚にしらす添え
15歳以上 極上フレーク しっとり柔らかお魚フィレ
18歳以上 極上フレーク もっと細かめしっとり柔らかお魚フィレ
極上フレーク もっと細かめお魚に柔らかささみ添え
プレミオ
1つ75g
110円強
成猫 厳選まぐろ
厳選かつお
贅沢ささみ
しらす入り厳選まぐろ
蟹かま入り厳選まぐろ
デリ
1つ80g
80円強
成猫 お魚のほぐし身に白身選りすぐり
お魚のほぐし身にしらす添え
やわらかチキン
お魚のほぐし身に鯛添え
お魚のほぐし身に蟹添え
お魚のほぐし身に小海老添え
お魚のほぐし身にかつおぶし添え
11歳以上 細かめほぐし身お魚のしらす添え
細かめほぐし身お魚の蟹添え
細かめほぐし身やわらかチキン

おやつを除いて2017年時点の商品を表にしましたがこんなにあります。

書いてて思いましたが、シーバは消費者心理を突くのが上手いですね。こんなん人間用でも買うわ!というネーミングが多いです。さすがにマースはマーケテイングがしっかりしてるなーという印象を受けました。

また、特徴的なのは年齢幅の広さです。高齢な猫が増えた現在、確かにシニアという一括りでは不十分です。これについてはペットフード各社に見習っていただきたいと思います。特に近年はいわゆるオールステージのフードが増えたので、老齢の猫には必ずしもふさわしくないことも多いです。

シーバの特徴

デュオは衝撃的でした。今まで画一的な味しかなかったキャットフードの世界で、1箱で4種類の味。結局は好みに偏りが出て1つや2つの味ばかり買うことになるのですが、飼い主心理を巧みについていますね。デュオ以外のラインナップもバリエーション豊かで様々な種類を食べさせたい飼い主にはもってこいです。

猫の側からもこれはとても有意義なことで、やはり1つの種類ばかり食べていると、やがてアレルゲンになる可能性が高まります。うちは別の商品ですがアレルギーのない七面鳥ばかり食べさせていたところ、七面鳥アレルギーになってしまいました。

ただ、以下の成分表を見てもらうと分かりますが、シーバの原料ってドライフードは味が違っても原料同じなんですよね…。

シーバ(ドライフード)の成分表

種類がありすぎるので、メジャーラインであるデュオの成分表を3つと参考までにドゥマルシェを1つ見たいと思います。

シーバデュオ 香りのまぐろとクリーミーチーズ味 240g

  • 原産国:カナダ
  • 原材料:
    ・肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス等)
    ・穀類(とうもろこし、米、小麦)
    ・油脂類
    ・ビール酵母
    魚介類(まぐろエキス等)
    ・チーズパウダー
    ・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
    ・ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mn、Na、Zn)
    ・アミノ酸類(メチオニン、タウリン)
    ・着色料(酸化鉄)
    ・酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)
  • 保証成分:
    ・粗タンパク30%以上
    ・粗脂肪17%以上
    ・粗繊維4.5%以下
    ・粗灰分10%以下
    ・水分12%以下
  • カロリー:405kcal/100g

シーバデュオ 香りのまぐろ味セレクション 240g

  • 原産国:カナダ
  • 原材料:
    ・肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス、ささみエキス等)
    ・穀類(とうもろこし、米、小麦)
    ・油脂類
    ・ビール酵母
    魚介類(まぐろエキス、ズワイガニエキス、ほたてエキス、たいエキス等)
    ・チーズパウダー
    ・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
    ・ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mn、Na、Zn)
    ・アミノ酸類(メチオニン、タウリン)
    ・着色料(酸化鉄)
    ・酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)
  • 保証成分:
    ・粗タンパク30%以上
    ・粗脂肪17%以上
    ・粗繊維4.5%以下
    ・粗灰分10%以下
    ・水分12%以下
  • カロリー:405kcal/100g

シーバデュオ 魚介とお肉のチーズ味セレクション 240g

  • 原産国:カナダ
  • 原材料:
    ・肉類(チキンミール、豚副産物、チキンエキス、ささみエキス等)
    ・穀類(とうもろこし、米、小麦、大麦麦芽等
    ・油脂類
    酵母
    ビートパルプ
    野菜類(ほうれん草、グリーンピース、にんじん)
    魚介類(サーモンミール、かにエキス、かつおエキス等)
    ・チーズパウダー
    ・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
    ・ミネラル類(Ca、Cl、Cu、I、K、Mn、Na、Zn)
    ・アミノ酸類(タウリン、メチオニン)
    ・着色料(酸化鉄)
    ・酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)
  • 保証成分:
    ・粗タンパク30%以上
    ・粗脂肪17%以上
    ・粗繊維4.5%以下
    ・粗灰分10%以下
    ・水分12%以下
  • カロリー:405kcal/100g

シーバドゥマルシェ 海の幸ディッシュ まぐろ・鯛・サーモン味 900g

参考までにドゥマルシェも見てみましょう。

  • 原産国:オーストラリア
  • 原材料:
    ・肉類(チキンミール、チキンエキス、豚副産物等)
    ・穀類(とうもろこし、米、小麦等)
    ・植物性タンパク
    ・油脂類
    ・ビートパルプ
    ・ビール酵母
    ・魚介類(サーモンミール、まぐろエキス、たいエキス等)
    ・アルファルファ
    ・マリーゴールド
    ・オリゴ糖
    ・野菜類(トマトパウダー)
    ・ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)
    ・ミネラル類(Ca、Cl、Cu、Fe、I、K、Mn、Na、Zn)
    ・アミノ酸類(メチオニン、タウリン)
    ・着色料(酸化鉄)
    ・トリポリリン酸ナトリウム
    ・酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸、BHA、BHT)
  • 保証成分:
    ・たんぱく質37.0%以上
    ・脂質14.0%以上
    ・粗繊維4.0%以下
    ・灰分10.0%以下
    ・水分11.0%以下
  • カロリー:約370kcal/100g

シーバ(ドライフード)の成分

デュオを3つとドゥマルシェ1つの成分を挙げました。デュオの違いは赤字の部分だけです。一部ビートパルプや大麦、野菜が入ったりしていますが、風味付けを変えるだけで根本的には同じものと言うことができます。ドゥマルシェはデュオと細かいところで異なりますが、基本的には同じです。

要するに鶏肉と豚副産物からできたフードです。豚副産物とは豚の食肉加工の際に商品にならないので余った部位です。

家畜をと畜処理して食肉を生産する過程では必ず内臓、骨、皮それに余分な脂肪などの副産物が派生します。こうしたものを総称して畜産副産物と呼んでいます。

一般社団法人 日本畜産副産物協会より引用

シーバ(ウェットフード)の成分表

こちらも種類がありすぎるので、アミューズ、リッチ、プレミオから1つずつ見たいと思います。比較しやすいので魚+しらすを見てみます。

シーバアミューズ お魚フィレのスープ しらすと蟹かま添え 40g

  • 原産国:タイ
  • 原材料:
    ・魚類(かつお、しらす等)
    ・蟹かま
    ・野菜(にんじん、パセリ)
    ・調味料(アミノ酸等)
    ・増粘安定剤(加工でん粉)
    ・増粘多糖類
    ・着色料(カラメル、トマト色素)
  • 保証成分:
    ・たん白質:8.0%以上
    ・脂質:0.2%以上
    ・水分:92.0%以下
  • カロリー:20kcal/40g

シーバリッチ 極上フレークお魚にしらす添え 35g

  • 原産国:タイ
  • 原材料:
    ・魚類(かつお、しらす等)
    ・かつおぶし
    ・調味料(アミノ酸等)
    ・増粘多糖類
  • 保証成分:
    ・粗たんぱく質:10.0%以上
    ・粗脂肪:0.5%以上
    ・粗繊維:0.5%以下
    ・粗灰分:3.0%以下
    ・水分:90.0%以下
  • カロリー:20kcal/35g

シーバプレミオ しらす入り厳選まぐろ 75g

  • 原産国:タイ
  • 原材料:
    ・魚類(かつお、しらす、まぐろ等)
    ・調味料(アミノ酸等)
    ・増粘安定剤(加工でん粉)
    ・増粘多糖類
  • 保証成分:
    ・粗たんぱく質:12.0%以上
    ・粗脂肪:0.3%以上
    ・粗繊維:0.5%以下
    ・粗灰分:3.0%以下
    ・水分:85.0%以下
  • カロリー:50kcal/75g

シーバ(ウェットフード)の成分

ウェットフードではドライフードと違って、商品名がほぼそのまま原材料であることがわかります。

追加しているのは味を調えるアミノ酸と、とろみを出す増粘安定剤ですね。増粘安定剤は加工でん粉と、増粘多糖類を使用しているようです。これらは人間用の食品にも多用されているものですが、実際に何を使っているかを見ないと安全性はわかりません。

シーバの安全性

結局シーバは安全なの?というのがこの記事を読む方の気持ちかと思います。まずはマースの言葉を引用してみましょう。

マース ジャパンでは、ペットフードに関連する日本国内の法規および業界規制の要件はもちろん、米国親会社のマース インコーポレイテッドが定める厳格なグローバル基準に従って工場で製造しています。また原料から製品にいたる厳しい品質管理体制の徹底により、安心してご利用いただけるペットフードをご提供しています。

マース ジャパンのすべてのペットフードには、防腐剤は使用していません。添加物については、食品用・飼料用に認可された物質のみを厳しく規制された基準を遵守して使用しており、ペットに安心して与えていただけます。

ここから防腐剤を使用しないことと、添加物は少なくとも飼料用で認可されているものを使用していることは分かります。今まで見てきた中で聞きなれない素材について1つ1つ見ていきましょう。

豚副産物

豚の食肉加工の際に商品にならないので余った部位です。

油脂類

ドライフードに書かれていますね。そのまま油のことなのですが、なんの油かは明記されていません。不飽和脂肪酸なのかどころか、植物性か動物性かも不明です。目的としてはカロリーを上げるためか、AAFCO基準を満たすためと考えられます。

何かしらの油はすべてのキャットフードに入っていると言っても過言ではありませんので、気にしすぎても仕方ないのですが気になるは気になりますね。

着色料(酸化鉄)

三二酸化鉄と呼ばれるものと思われます。赤い色を出すのに使います。人間用でも認められています。

酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)

ミックストコフェロールはよく見かけますね。細かく触れませんがビタミンEです。ローズマリー抽出物もポピュラーな酸化防止剤ですね。クエン酸もレモンに含まれるやつです。いずれも危険性はありません。

ビートパルプ

ビートはてんさいと言われる植物です。ビートから砂糖を取るのですが、ビートパルプはその搾りかすです。食物繊維の塊と思っていただいて良いと思います。食べても直接害はないですが、猫にとってあまり有益なものではないです。多すぎると便秘になったりします。かさ増しで使うことが多いです。

トリポリリン酸ナトリウム

ポリリン酸ナトリウムともリン酸塩とも言います。人間用の食品添加物です。結着性を増すために使うので、ハムなんかにも入っています。一応安全性は確認されています。

増粘多糖類

具体的に何を使っているかわからないので、飼料用の増粘剤5つについて簡単に説明します。

  • アルギン酸ナトリウム
    …海藻のぬるぬるです。安全です。
  • カゼインナトリウム
    …カゼインは牛乳に含まれます。それとナトリウムを結合させたものです。牛乳アレルギーの場合危険です。
  • カルボキシメチルセルロースナトリウム
    …食物繊維由来のものです。安全とされています。
  • プロピレングリコール
    …保湿剤によく使われます。多量に使うと毒性があります。
  • ポリアクリル酸ナトリウム
    …ペットシーツの吸水するやつです。多量に使うと危険です。
  • シーバの危険性まとめ

    特に何かが危険と言うわけではありません。ただ、材料の細かい情報を提示していないので、不安が残りますという程度です。

    また、ドライフードはお魚と謳っていても鶏肉と豚肉を使用していますので、食物アレルギーには注意です。その点、ウエットフードは比較的明瞭です。

    シーバまとめ

    これだけ売れている実績があるので致命的な欠陥はないと思われますが、原料について何かと不明瞭な点が気になります。ただ、それを言い出すと人間用の加工品も似たようなもので、キリがないのも事実です。コンビニ弁当だけを食べて60年生きた人はまだ存在しないので、これら添加物がどうなるのか誰にも何とも言えません。

    猫の寿命は人間より短いですが、猫の体は人間よりずっと小さいことも忘れてはいけません。だからこそより良いものをと思うのですが、食べなければ意味もないです。穀類や添加物も多いので、既になんらかのアレルギーがあるのであれば避けたほうが賢明かとは思います。しかし、多くの猫の食いつきが良い実績がありますので、食べてくれなくて痩せていってしまうような場合の奥の手としては有効かと思います。

    ドライフードの豚副産物が気に入りませんが、個人的には特にアレルギーや病気が無く、シーバが好きで好きで仕方ないのであれば与えて問題ないと思います。喜んで食べている猫というものはいつ見ても良いものです。猫の精神病理はよくわからないのですが、喜びながら食べるのと、仕方なく食べるのでは寿命に影響が出て良さそうなものですけれどね。

    ウェットフードはその点不明瞭な点も少なく、特に年老いた猫には優しいラインナップが揃っています。缶ではなくレトルトパウチも多いのでゴミ捨ても楽です。各ラインナップの魚や肉のグレードがわからないので何とも言えませんが、私がおすすめするならシーバのリッチが一番良さそうですね。うちの猫にも与えるか検討するレベルです。

    ただ、シーバリッチで1日分のカロリーを摂取しようとすると、20kcal/35gですから、体重3キロで最低でも8袋くらい必要になってしまいます。1袋70円くらいですが8袋だと560円なわけで、そこら辺のプレミアムフードより高くつきます。

    食いつきが良くないプレミアムフードにシーバリッチを乗せて与える、と言うのが現実的な使い方でしょうか。パッケージサイズを考えるとマース側もそういった使い方を想定している気がしますね。